トラウマ

-Trauma-

クライアントのトラウマなど色々な心の悩みに身体の神経系にアプローチするソマティック・エクスペリエンス®や繊細な心身アプローチをするアレクサンダーテクニーク、ファーカシングをツールしてクライアントに寄り添いながら一緒に探求していきます。眼に関連するトラウマや悩みはベイツメソッドをベースにしながら一緒に探求していきます。

ソマティック・エクスペリエンス®とはピーター・リヴァイン博士が開発し、トラウマを出来事でなく神経系にあり、神経系、身体感覚に焦点をあてた安全で自然なトラウマ療法です。人間を含む全ての動物はバランスを取り戻せる神経系が備わっています。この自己調整機能が妨げられたりした時に、未解決の覚醒・活性化が留まりトラウマ症状としてあらわれます。動物である人間は癒しの本能的な力を持ち、知性をいかせる独自の存在でもあります。これを前提に身体感覚に焦点を合わせ、気づきを深め癒しの糸口を静かに、豊かにつかんでいきます。 心に寄り添うセッションを心がけています。


ソマティック・エクスペリエンスセッションを受けて

田中千佐子自身の経験
<扁桃腺手術のトラウマ>
10歳ぐらいの夏、いつも高熱を出していたため、妹と一緒に扁桃腺手術をうけることになった。
医院の中で、並んで手術用椅子に座っていた。突然、妹は大声を上げ裸足で逃げ出した。次は私の番、誰からか「お姉ちゃんだから、我慢しなければ!」との声が聞こえる。一生懸命我慢して手術を受けた。口を大きく開けのどの奥に注射をされ、大きなはさみで扁桃腺がきられた。左側が大きすぎて二度切られたのをおぼえている。怖かった。その後母親の実家に行き、トマトジュースを飲んだら、喉が強烈に痛くその後20年もの間トマトジュースが飲めなくなった。術後の溶連菌感染症により心臓疾患(僧帽弁閉鎖不全)に罹患し数ヶ月休校。心臓疾患はその後の私の人生に大きな影響を与えた。いつも体育の時間はお休み、スキーの授業に行けず学校のストープ当番。スポーツ苦手意識がずっ〜と私を苦しめた。私は体が鈍い、運動ができないと。
ソマティック・エクスペリエンス(SE) をうける。セッション中医院の中がはっきり脳裏に浮かんできた。(セラピストの方から医院はどんなでしたか?ゆっくり周りを見てみましょう)そういわれてみると畳の待合室があり、玄関は武家の屋敷みたいな感じで、と糸井と思い出す〜妹も横にいてぺちゃくちゃ喋っている。自分の番だと思ったら心臓が高鳴り、胸が締め付けられそう、足がつめたい。その身体の状態にいてみると、「私も逃げたい」という感情が溢れた。またゆっくりと周りをみてみると、心臓の高鳴りが納まってきた。あ〜!!空間隙間の道がある、逃道がある!!その空間隙間を必死で逃げる。心臓の音が高鳴る、呼吸が荒い。
あ〜!やっと逃げれた!  *セッションは主に医院の中状況を思い出して、その時の体がどうなっているかを行ったり来たり。私のリソースはセッションを受けているときの体の状態、両足の裏がちゃんとついて、お腹が温かいでした。

「お姉ちゃんだから、頑張れ!頑張れ」といわれ我慢し手術を受け、怖いという思いのエネルギーが押し込まれ、閉じ込められてしまっていた。
それがやっと解放された。最近妹から聞いた話だが、妹は逃げ出し裸足で医院の外の電信柱にしがみつき、「絶対に熱は出さないぞ」と泣きながら叫んだとか。そしたら熱も出なくなったと。
今では笑い話のようです。